このブログを検索

2013年10月16日水曜日

日系ブランドをブランディングとマーケティングで凌駕した中国ローカルブランド②


最下層にターゲットを絞った中国ローカルファッション企業は何をしたのでしょうか?
彼らは日本と韓国のブランドを徹底的に研究し商品開発を行い、日韓ブランドより低価格で勝負しweb上のブランディンデを徹底して勝負してきています!
モデル撮影の化粧の仕方や撮影方法なども独特です。

彼らのモデル撮影画像を「乐町」というブランドを例にとってみましょう
なかなか可愛いですよね!
                 乐町 天猫旗艦店
                http://leting.tmall.com/

 




そして、次に彼らの勝負している価格帯をを例にとってみましょう
以下はこのブランドの天猫旗艦店で掲載されている価格帯毎のアイテム数(型数)です。
縦軸:アイテム数(型数)
横軸:価格帯(人民元)
 

中間価格層での商品を売るために欧米風のブランディングをwebの上の爆弾(情報量)投下量で
追われ、低価格層では、日韓ブランドと同じようなテイストの商品を100元〜200元前後安い商品で販売され、この層ではこの価格帯なんだと中国人消費者が認知してしまったのが現実だと思います。

日系企業は中間価格層と低価格層での2つの層で非常に中途半端なポジショニングに追いやられたと言うほうが一番良い表現だと思います。

さて、このアイテム数で1アイテムあたりどのくらい在庫を積んでいるんでしょう??
このアイテムでは約1300の在庫があるようです。

 マーケティングやプロモーションをしっかりやって売り切る自身がある会社はこの程度の
 在庫を積むんです!

可愛い系ブランドは売れています!
でも、売れている商品価格帯を中国ローカルブランドに造られてしまいましたね!



◇この階層の代表的なファッションブランドは以下のブランドです
 乐町・韓都衣舎・Qbily・秋水伊人・O.SA/欧莎


価格は500〜800元前後で、モデルは日本人、しかも撮影画像は日本のものを流用、在庫は1アイテムで多くても100を超えない(特別なイベントをのぞいて)・・・。

そんなスタンスではいつまで経ってもEコマースどころかリアルでも売上を作ることは難しい
中国市場になっていますね。

なんせ彼らはバリバリに米国でマーケティングを勉強してきた帰国子女が中国市場にカスタマイズしてチャレンジしてきてますんで・・・。

一転して中国市場でチャレンジャーになった日系企業!

さて、どうする?

ここまで連絡ください(笑)
myuichiro1972@gmail.com




0 件のコメント:

コメントを投稿