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2014年3月23日日曜日

資金決済法とアリペイ

   日本の金融がいかに遅れているのかを実感したのが、先月のauの社長が行ったプレゼンを見たとき・・・
  

KDDIが「 au WALLET 構想」発表、au IDでリアル店舗決済連携、ポイントで通信料支払い可能

   http://japanese.engadget.com/2014/02/13/kddi-au-wallet-au-id-2016-1/

au WALLET 構想。電子マネーカードと連携するアプリで、
ネットでもリアルでも決済サービスを提供するというものです。

まだ構想段階で実現していないんだと思いつつ、そんなサービスは中国では既に当たり前のように使われているので、改めて整理してみます。

もちろん、中国でのネット金融の第一人者は「支付宝(アリペイ)」です。
アリババがC2Cの淘宝網を拡大させるために創った決済サービス!


このアリペイは次々に面白いサービスを創り上げています!

支付宝
https://www.alipay.com



   このアリペイの秀逸なところはモバイル版にあります

中国の若者はこのアリペイモバイルを使いこなしています。
Eコマースのための決済サービスの範疇を超えています。

便利な機能の1つに友人間や家族間での送金が手数料無料でできるとこです。

タダ(手数料無料)です



上記の②のボタンを押すと以下の画面が現れて自由に送金できます



このサービスが手数料無料で使えることに驚きです!

親が子供の銀行口座にお金を入れたり、親戚や友人にお金を送るときに
銀行を使ったりする必要なんてないんですね・・・


日本での送金サービスは2010年4月の「資金決済法」が施行されるまでは銀行にしか許されていなかった業務です。

そんな法律もあるはずもなかった中国では、このアリペイが自由にユーザー目線で
いろいろなサービスを創出していきます!

ユーザー目線で行く必要があるのは、そうしないとライバルに負けてしまうからです!
シェア争いに負けた決済会社は後を絶たず、勝ち残った決済会社は当然ながら
優れたサービスを残していきます。

未だに15時に窓口を閉めてしまったり、新しい金融イノベーションを
起こせない日本の金融業界とは違います。

そんなスマホ晩アリペイの面白いサービスは次回にでも・・・
 
ネット決済・金融は中国が面白いです!

そうそうアパレル企業もこのアリペイをうまく使いこなしてきました!
以上






















   

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