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2014年3月24日月曜日

アパレル店舗とアリペイのQRコードを使った決済



アリペイはオフライン(実店舗)でもよく使われています。
アパレルのGIORDANO(ジョルダーノ)はこんな決済サービスを提供しています。

①ユーザーはアリペイモバイルの中にあるジョルダーノのアイコンをクリック
②そこから、店舗キャッシャーで読み取ってくれるQRコードを取得
③実際に実店舗で購入する際にそのQRコードを店員さんに提示
④そのQRコードを店員さんがバーコードスキャンで読み取り
⑤アリペイ口座にあるお金から支払完了
※アリペイ口座にお金が無い場合(アリペイはプリペイド型)は、アリペイがローンで
 貸付してくれます。


こんな流れのため、ユーザーは現金をお財布に入れておく必要もなく、スマホだけで
オフライン(実店舗)へショッピングができるようになっています。

実店舗もカードを読み取る端末や回線を用意する必要もない・・・
ついでにいうとペイパルヒアやコイニーのようなサービスも必要ない・・・

バーチャルクレジットカード機能まであるアリペイの存在を見ると、
そもそもカードって何のために必要なんだっけ?と思ってしまいます。

そんな銀行業界・カード業界地図を変えてしまいそうな勢いのアリペイですが、
やはり中国人民銀行(中央銀行)はだまってませんでした。
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中国人民銀、アリババとテンセントにQRコード

使った決済停止通達


・中国人民銀行(中央銀行)は、アリババ・グループと騰訊控股(テンセント・ホールディ

 ングス)のオンライン決済部門に対して、QRコードを使った決済処理を停止するよう通
 達した。照合手続きにおけるセキュリティー上の懸念が理由とみられる。
・アリババのオンライン決済部門はアリペイ(支付宝)で、テンセントのオンライン決済部
 門は財付通。
アリペイの関係者は、「通達は突然だった。われわれの事業に大きな影響があった」と述
 べた。この日の取引でテンセントの株価は一時6.4%下落。
バーチャルクレジットカードはオンライン決済専用のクレジットカード。QRコードは
 2次元コードで、ウェブサイトのアドレスや支払いの詳細を含む情報の伝達が可能。
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中国人民銀行(中央銀行)はデビットカードとして圧倒的地位を築いて来た「銀聯 Union Pay」(ぎんれん)は危機感を抱いたたのでしょうね。
銀聯カードは中国で3億枚以上発行されているデビットカード。銀聯カードはショッピング決済時に即座に銀行口座から引き落とされるカードサービス。つまり、アリペイと同じ土俵で戦う存在。
銀聯はもともと、中国の銀行間決済を行う為の決済仲介会社で、中国の60社以上の銀行が出資して設立されているので中国人民銀行も大きく関与しています。

そんなこんなで、アリペイのネット決済サービスが急拡大し、銀聯にとっては強烈なライバルとなってきました。

今後のアリペイはどんな戦い方をしかけてくるのでしょう  楽しみです!

中国語でQRコードは二維」といいます
以上
































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