中国Eコマースでは、この顧客体験をひたすら追求しないとユーザーはついて来てくれません。全世界共通かもしれませんが、世界のブランドがいま集まっているこの中国で差別化をはかるには、日系企業は徹底的にユーザーの顧客体験を重視する戦略を取る必要があります。良いものが売れるのではなく、売れるものが良いものですよね。日系企業に多い考え方は圧倒的に前者なのです。こんだけスペックを向上させたぞ!とか過剰なデザインや、現地のユーザーのライフスタイルを無視した商品を作ってもユーザーには支持されません・・・。
Eコマースにおいて、その買い物体験が最高になる瞬間はいつでしょう?注文時?違いますよね?注文してから商品が届いた頃からワクワクし、開封したその瞬間にピークを迎えます。だから届いた商品が入っている箱も手を抜いてはいけません、ブランドにとってはブランディングを表現するための場所ですよね?そして開封時!開封した時の本商品とその他の商品(サンプルであったり景品であったりカタログかも)で是非ユーザーにサプライズを与えてあげてください!女性は特にファーストインプレッションが大切です。はじめの印象が悪いと、そのマイナスを挽回するには相当のエネルギーがいるからです。
以前某ブランドの商品を調査するために、各国ブランド商品を購入しましたが、とても興味深い結果が出ました。
買い物をする時には、容易に比較検討するための情報を与えるべきです、意図的に他社商品情報を隠す必要はありません。中国のユーザーのITリテラシーは高くさっさと他社情報を入手します、なのでその情報を与えてあげる手助けをしてあげれば、ユーザーはあなたのブランドに高いロイヤリティを感じるはずです。もともと日本ブランドには商品力があるので、他社情報をあげることはマイナスではありません。
そう、沢山の情報を得た上で女性ユーザーに購入ボタンを押させれば、返品率の減少にもつながります。どれだけ納得して購入ボタンを押させるか?そう情報です、商品情報、他社情報、口コミ情報、チャットオペレーターからの情報、たくさんの情報を分かりやすい場所に是非置いておいてください。
さて、そんな「顧客体験」を重視しているブランドがあります。中国Eコマースでよく売れている中国化粧品ブランドの「御泥坊」です。彼等はどんな情報をユーザーに与えているのでしょうね?このブランドは動画コンテンツも沢山提供しています。
「御泥坊」の動画はとても親近感が湧く良いコンテンツです。
企業のメッセージはスタッフを使ってユーザーに伝え、ブランドのメッセージはその起源を丁寧に説明したりしています。
そんな「御泥坊」に商品を注文したら、どんな感じで商品が届くのでしょうね?!
そんなワクワク感を醸し出して、且つ裏切らない体験をさせる事でリピーターを増やしていくんですね。
ブランドとユーザーの距離がとても近いブランドがこの「御泥坊」だと思います。
「御泥坊」本社スタッフから物流現場まで!
締めは江南スタイル(笑)http://v.youku.com/v_show/id_XNDY1MzU4NjY4.html
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