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2013年10月28日月曜日

ブランドストーリーの語り方 〜実店舗のないブランドはwebで丁寧でより歴史・文化的なイメージで語りかけている〜


昨年の天猫・双11(独身の日)の全カテゴリーの中でアパレルブランドは半分以上を占めていました!
NO1はJackJonesの1.27億人民元で、日本円で約19億円ですね(1元:15円換算)
客単価は308人民元(日本円で約4631円)

さて、昨年全カテゴリーの中で5位はLIEBO、10位はINMANという実店舗を持たないネットブランドでした。(タオバオって育ったブランドなのでタオブランドと言われています)
どちらのブランドも独特のブランディングでネットブランドとしての位置づけを確保しています。

■2012年11月11日の天猫旗艦店の売上
第5位Liebo(裂帛) 8700万人民元(日本円約13億円)客単価237人民元(日本円約3561円)
第10位INMAN(茵曼)7000万人民元(日本円約10億円)客単価222人民元(日本円約3340円)

 INMAN 自社EC サイト


中国上位のアパレル企業は自社ECサイトと天猫旗艦店を持っていて、天猫旗艦店で集客して自社ECサイトに顧客を誘導する戦略をとっています。
そして自社ECサイトに動画などリッチなコンテンツを用意して、顧客を何度も来訪させる仕組みを作っています。
実店舗の無いブランドだけに、ブランド価値の奥行きを丁寧にwebで表現しています。人気化粧品の御泥坊もそんな感じでしたね! リアルで手に取って感じてもらう体験が無いだけに、それをどうやって克服するのかを考えています。
ただ単に安いだけで勝負せず、コミュニケーションもしっかりとっていますね。

さてこのINMAN(茵曼)というブランドは広州発のブランドです。
コットンを使った自然派ブランドっぽい雰囲気を出しています。
モデルさんも当然中国人!独特の撮影方法とメイクですよね!

      INMAN天猫旗艦店


フラッシュマーケティングサイト
 VIPSHOP(唯品会)もちゃんと使っています!



     ブランディングをきっちりやっておけば、フラッシュマーケティングやディスカウントイベントもブランド価値を毀損する事はありません。

 でも、ブランドサイトも自社ECサイトもなく、あったとしてもチープな情報、そんな状況で天猫旗艦店でセール品を販売したりするとブランディングは難しく、売れないか、その程度のブランドとしかみなされません。そんな日系企業は結構あります・・・。








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