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2013年9月22日日曜日

戦う中国の百貨店!

中国でも百貨店の売上減少は上海を中心に現れており、上海の久光百貨店の4階5階の売上は完全にEコマースに浸食されてますね、でもそれは久光百貨店に限ったことはないでしょう。
そんなマーケットの変化にいち早く対応している百貨店があります。
その百貨店は「銀泰百貨店」、この百貨店を擁する銀泰商業有限公司は香港に上場しています。
2012年の営業収入は約500億円、営業利益138億円(営業利益27.6%)の規模の会社です。
時価総額2000億円の会社です。
銀泰百貨店の旗艦店は杭州の武林路にあり、中国全土に34の百貨店を展開しています。
この銀泰百貨店には「0号店」があります。
0号店? 0号店はこの銀泰百貨店のEコマースサイトを指しています。
銀泰百貨モール「0号店」
http://www.yintai.com/
この銀泰百貨店の自社ECサイトは天猫にも出店しています。
銀泰百科精品旗艦点
http://yintai.tmall/
2011年にスタートしたこのECサイトの2012年の販売額は6億人民元(約100億円)で
銀泰百貨店の販売額の4%のシェアに達したそうです。
この銀泰百貨店のECユーザーは25才〜45才の女性が中心で約85%を占めているそうです。
客単価は700元だそうです。淘宝の中心ユーザーと客単価とは明らかに違いますね。
そんな銀泰百貨店はすでにネットとリアルの融合を試験的に杭州西湖にある文化広場店でスタートしています。
無料wifiを完備し、銀泰のwifiに接続すると、店内の行動を追いかけ、分析し、優待券などの顧客サービスへ
つなげていっているそうです。
店内のどのエリアで顧客が滞在しているのか、逐一分析をしているそうです。
そうそう無料wifiを導入すると明らかに店内の滞在時間が長くなったそうです。
銀泰百貨店はこの2〜3年で、顧客の購買行動がネット(PC、スマホ)で商品を吟味し、リアルで購入、またリアルで試着してネットで購入など、多用になることを想定し対策をとると明言しています。
Eコマースだけでなく、ちゃんとリアルの売り場の変革も忘れてませんね!
日本の百貨店は戦っているのかな?
過去の銀泰百貨店記事
春節の銀泰百貨店(杭州)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.450507478353765.104747.150789488325567&type=3
1年以上前の銀泰百貨店(杭州)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.347276715343509.77893.150789488325567&type=3

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